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紫外線露光後、水現像することにより、フィルムの感光(樹脂部分の変化)がストップし、ブラスト可能領域とマスク部分が形成された、粘着性のある薄いフィルムが出来ます。さらに紫外線を気にしない、通常環境下での保存が可能になります。量産する場合や、前もって準備する場合などにとても有効です。
またラピッドマスクと同様、細フォントや細ラインのデザイン、かすれた筆文字などのデザインもブラスト可能です。(※文字の種類や大きさ、画数による。)
水現像タイプの露光フィルムは4種類。ブラストするデザインや彫る深さにあわせて、お選びいただけます。
★R4~アールフォー(厚さ100µm)★一般的なデザインや高精細デザインに。圧着式で、しっかり押さえて、ぴったっり密着。
★R4~アールファイブ(厚さ125µm)★取扱フィルムの中で、最厚ですので、深彫りにも対応します。一般的なデザインや高精細デザインに。圧着式で、しっかり押さえて、ぴったっり密着。
★Ultra Pro~ウルトラプロ(通称:パープル)(厚さ75µm)★細線など超高精細なデザインに。
★Image Pro Red~イメージプロ・レッド(厚さ75µm)★一般的なデザインや高精細デザインに。※専用接着剤が別途必要。
水現像タイプ・露光フィルムは、簡単に言うと「紫外線に当たると変質する」という性質の樹脂で出来た薄いフィルムです。
水現像タイプ・露光フィルムの作業工程と必要機材を簡単にご紹介します。
まず、フィルムに紫外線が当たる部分と当たらない部分を作るために、版下原稿が必要になります。水現像タイプのフィルムの場合は、彫りたいところを黒く、それ以外を白く(透明)したポジ原稿をパソコンでデザイン。ご家庭用インクジェットプリンターで使える透明シートにプリントアウトします。
紫外線露光機とフィルムの間に版下原稿を挟み、露光スタート。フィルムに紫外線が当たるところと当たらないところを作ります。
露光後はすぐに、水現像します。水道水を高圧で霧状に噴射して、紫外線が当たらなかった部分の樹脂を溶かしていきます。乾燥はドライヤーや室内吊下げ乾燥でOK!!
乾燥後、フィルムの樹脂部分は糊状になっているので、そのままガラスに貼りつけます。最後にキャリアシートを剥がし、ブラストします。樹脂のない部分のみ彫れていきます。